パソコン活用研究PCマニアックの道(アセンブラ、DOS、Windows、旧型PCの活用研究)
画面表示(print, type)とワード
1 LOGOで画面に表示する
LOGOで何か画面に表示する時の命令としては、print とtypeという2つの命令があります。
ほとんど同じ機能ですが、printは表示したあと改行する、typeは改行しないという違いが
あります。
ロゴ坊でコマンド待ちの状態で、
print 3 + 5
と入力してみてください。
8
と計算結果が表示されるはずです。
注意点として、ロゴ坊では、printの後ろや、+の前後に空白を入れておく必要がある点に気を
つけて下さい。ロゴ坊では空白を入れずにprint3+5のように続けて書くとエラーになります。
typeは改行されない点だけがprintと異なります。あとで実例をあげますので確認してみて下さい。
2 四則演算
LOGOの四則演算はBASIC等の言語と同じです。
+, -, *, / が加減乗除です。もちろん( )も使えます。
3 ワード
LOGO特有のデータ形式として、ワ−ドがあります。BASICなどの言語に慣れ親しんできた人に
とっては最初なじみにくいデータ形式かもしれません。
BASIC流にいうと、ワードは
・文字列
・変数名(文字変数、数値変数兼用)
の2つの役割をもちます。しかも後者の変数名のところで若干注意が必要です。
ワードはLISPのアトムに近いものです。LISPを知っている人はアトムだと考えて下さい。
では、文字列としての使い方からみてみましょう。LOGOで文字を表示する時は、
print "abc
のように"に続けて文字を書きます。BASICなどでは"abc"のように二重引用符"を文字列の前後
につけますが、LOGOでは前にしかつけません。
結果は
abc
のように表示されるはずです。
ワードの変数名としての働きの部分については次回に説明することにしたいと思います。
最後に今回の仕上げとして、以下の四則演算およびワードの表示プログラムを実行して
みましょう。
printでは改行され、typeでは改行されない点を確認して下さい。
to hensu print 3 + 4 print 3 - 4 print 2 * 5 print 5 / 2 print 5 * (3 + 7) type 3 + 4 type 2 * 5 print " print "word print "123 type "word type "123 print " end |
実行結果
710
==>type 3 + 4 type 2 * 5 の結果がくっついて表示
word123
==>type "word type "123 の結果がくっついて表示